地方の賃貸は大丈夫か?物件が増えすぎ

私の地元は関西の田舎です。
電車は1時間に2本、バスは1本

自動車があれば生活に不自由はしませんが、
田舎であることにはかわりありません。

しかし、ここ最近賃貸アパートが以上に増えています。
これは本当に持続可能なのでしょうか?

地方で異常に増えるアパート

○パレスや○建託のサブリーストラブルはご存知の方も多いと思います。
30年保証などで約束されたはずの家賃が減額されたりして、話が
違うと大家がそれらの業者を訴えているわけです。

そもそも、業者が家賃の減額を言い出すのも、業者自身がその物件の
賃貸付けに苦労しているためです。

○パレス銀座などは、テレビでも取り上げられたため、ご存知の方も
多いでしょうが、地方は本当にひどい状況です。

私の地元で考えてみると、上に書いたように、最寄り駅は1日の乗降人数
が4千人程度の駅です。

電車は1時間に2本、バスは1本です。

この立地に、いまHOMESなどで見ると、200件を優に超える募集があります。

近隣に特に大きな大学、工場があるわけでもありません。

これはちょっと尋常ではありません。

そして、この地域のさして大きくない駅の全てが似たような状況に陥っています。

地方投資時は、賃貸需要を猛チェック!

地方では、このようなことが往々にしてありませす。

尋常ではない数の部屋がここ10年以内に大量供給されているので、
そもそも賃貸需要云々の話ではなくなっています。

いくら競争力のある部屋を作ったところで、大量にあるライバルと
差をつけることは用意ではありません。
私も、このような場所で賃貸経営を行うことはできないでしょう。

このため、地方に投資する際は、その地域がこのような悲惨な状況
になっていないかを猛烈にチェックする必要があります。
いくら利回りが高かろうと、このような中では絵に描いた餅です。

地方投資では、このように物件の大量供給が本当に恐ろしいところです。

これは、もちろん地方に限った話ではありません。

首都圏でも、都心を1時間も外れるとこれと同じような状況になっている
地域は結構多いです。
(千葉や埼玉のベッドタウン、横浜の特定地域も最近ひどいですね)

自分の物件の周囲の状況は、常に意識しなければなりません。
自分の物件がどのような競争優位を持っているのかが重要です。

将来を考えると暗い気持ちになる

しかし、この物件の大量供給が将来何を引き起こすのかを考えると、
暗澹たる思いになります。

人口がただでさえ減少しているのに、賃貸物件、しかも業者が同じなので、
同じような建物、同じような間取り、同じような設備の物件が信じられない
くらい増殖してしまいました。

これら物件の全てが今後数十年安定的に家賃を生み出すとは考えにくいです。

多くの物件で借り入れの返済ができないような状況が生まれるのではないか
と危惧しています。
(かぼちゃの大爆発ほど劇的ではないでしょうが…)

そうなれば、多くの人が人生を破壊されてしまいますし、地方の金融機関も
無事ではすまないでしょう。

今後10年で、かなり悲惨な状況になるのではないか…空室ばかりのアパートを
見るにつけ、暗い気持ちにならざるを得ない今日このごろです。

税理士、不動産経営アドバイザー
税理士ですが、一都三県にて不動産経営を第2の本業として取り組んでいます。
不動産の最大の経費は税金ですが、税金だけ見ていても上手く行きません。徹底的な数値化と経験に基づき、個人・法人・銀行・追加取得・売却をトータルに判断するお手伝いをしています。

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